パリの休日♪(4)ルーブル・オランジュリー〜凱旋門へ
パリに着いて3日目の日曜日の朝。
テレビをつけると子供番組が放送されていました♪ こういうところは日本と同じですね。
前日と同じように、一番近い4号線のメトロのサン プラシッド駅へ行くと、シャッターが閉まっている!!
特に張り紙もなく、訳が分からず、どうしたものかと思案していると、地元の人らしき人は、さっさと向きを変えて行ってしまいます。
こういう事は珍しくないのかもしれません、仕方なく一駅先へ歩くことに…
一駅と言っても500メートル程なので、直ぐに着きましたが、
ホームへ降りると、ガラーン…
娘が調べると、何らかの事情で遅れているとのこと。
15分くらい待ち、ようやく乗り込めました。
シャトレ駅で7号線に乗り換え、ルーブル美術館へ。
早く行かないと入るまでに行列と聞いていたので心配しましたが、それほどでもなく入れました。
ピラミッドの中はこのようになっています。
もともとは宮殿だけあって、壁や天井にも
素晴らしい芸術を目にすることができます。
古代ギリシアの彫刻の数々。
美しく、神々しいですね。
とても全部は見きれないので、
駆け足に見て出てきました。
オランジュリー美術館へ歩ける距離でしたが、
雨がパラパラ、風も出てきて、チュイルリー公園を歩くのはちょっと大変でした。
コンコルド広場が近づいて、美術館も直ぐそこに。
私達は傘をささずにはいられませんでしたが、パリの人たちは、これくらいだと結構平気なのかな?
中に入ると、1階はモネの睡蓮の連作が楕円形の2部屋に4枚ずつ展示されていました。
奥の部屋から、朝の池の光景に始まり、
昼の輝き、そして夕陽に照らされた池に浮かぶ睡蓮となります。
第一次世界大戦に疲れた人々の安らぎの場となる事を願ってこの連作を計画し、生涯の集大成となりました。
白い楕円形の部屋に差し込む自然光によって、見る時々で色の印象が変わるそうです。
その部屋の真ん中に置かれた椅子に座り、ゆっくり眺めていると、ふと、
芸術は、人の為にある…、と 心に浮かんだ時間でした。
外に出ると、雨が上がり青空が♪
コンコルド広場の中央に立つ、ギリシャから贈られたオベリスクの向こうにはエトワール凱旋門が見えます。
方向を変えると、ショパンの葬儀が行われたマドレーヌ寺院、その反対にはブルボン宮が見えます。
かつて、フランス革命でこの場にギロチン台が置かれ、マリー アントワネットを始め、多くの人が処刑された場でもあり、その当時は「革命広場」と呼ばれたそうですが、
今は「コンコルド=調和」と言う名になっています。
晴れて、その勢いでメトロ1号線に数分乗って凱旋門へ、シャルル ド ゴール エトワール駅を上がると、なんとまた雨が…
ルーブルの前のカルーゼル凱旋門が出来た時、ナポレオンは、これでは小さい!と、
更に大きなこちらの凱旋門を作らせたそうです。
あのてっぺんまで上れるとの事で、
大急ぎで地下の入り口に入り、凱旋門を登ることにしました。
ヘトヘトになりながら上った螺旋階段…
そして、雨のシャンゼリゼ大通り。
晴れてたら、もっと綺麗だったでしょうね。
何はともあれ、シャンゼリゼ!
の気分でパシャッ♪
今度はメトロ6号線で3つ先のトロカデロ駅へ。
エッフェル塔を目指したいところ、雨だしお腹も空いたので、駅広場に面したカフェでお昼にすることにしました。
またもや、読めないメニューから、何とか探し出して、大好きなクロワッサン、そして、パリで飲みたいと思っていた ショコラ・ショー♡
小さなポット付きでカップに3杯近く、ムカムカせず最後まで美味しくたっぷり飲めました♪
娘はキッシュを頼んだのですが、
ナイフの3/4くらいの長さのある大きさ、そしてもれなくその奥のサラダが付いてくる!というボリューム笑
クロワッサンも写真でお分かりかと思いますが、大きいです!
食べている間に日が差してきました!
オシャレな店内では、皆さん楽しそうに大声で話したり笑ったり。
店員さんがお皿を下げにきた時に、
(娘によると)
".デザートはいかが?"…と言われたらしく、
やっぱり食べたいよね〜って事で、クレープを注文。
わぁ〜 可愛い♡
生地はほんのり甘い程度で、お砂糖を好みで振りかけます。
美味しく大満足でした。
後で知ったのですが、
創業1927年のこちらの"Carette"というお店、
《カフェ》ではなく、《サロン・ド・テ》、
高級住宅地の16区に住むマダム達に人気のお店だそうです。
ドビュッシーの最後の家は16区、お相手がお金持ちの人だったそうで、
お金の使い方が派手で苦労したそうだと、
中井正子さんの本で読みました。
ドビュッシーは晩年、この辺りを歩いていたかもしれません…。
この後、いよいよショイヨー宮からエッフェル塔を!
続きは次回に♪
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