大切なもの
9月に入り、あっという間に一週間が経とうとしています。
今週のレッスンの中で、なんとも爽やかな気持ちになる場面がありました。
レッスンが始まる時に、宜しくお願いします、といつものようにご挨拶をした後に、
「二学期もまた宜しくお願い致します」
と、付け加えて言ってくれました。
とてもけじめがあり、気持ちの良い挨拶だなぁと感じました。
その生徒さん、夏休み中に一度、
お留守番中に、レッスン時間になったのだけど、今日はレッスン日なのかどうかを確認できていなくて、行こうかどうかと迷っているうちに、私からの連絡で、
大急ぎでレッスンにいらっしゃいました。
玄関ドアを開けた時、
ぐっと唇を噛み締めながら泣くのを我慢しているようで、
遅れて本当にすみません、
本当にごめんなさい。
と、一生懸命謝られました。
どうして遅れたのかを尋ねると、
その理由を自分の言葉で伝えてくださり、
私も納得、それは仕方なかったね、
という事がありました。
状況を伝えようとする、
伝えなければ!という気持ち、
そして、やむを得なかったとしても、
遅れてしまって悪かった…と、謝れる素直な気持ち。
とても大切なものが育まれてらっしゃるなぁと感じました。
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