題名からイメージする♪
6月に入りました。
もうあちこちで紫陽花が咲き始めているのを目にしますね。
家の中は、ご父兄の皆さまにいただきましたバラやユリの香りが漂い、とても癒されています。
さて、発表会のプログラムの続きを事前にご紹介しようと思いながら、
自分の体調を優先して 書かずじまいになりました。
楽しみにしてくださっていた方には申し訳ございませんでした。
小学生までの子が多かったので、
なるべく題名からイメージしやすい曲を選曲しました。
"パリの〜"だと、写真でパリの街を見てみたり、
"いいことがありそう!" は、どんないいことか、
"悲しいワルツ"では、どんな事に悲しくなったのか、その後、どんな気持ちの変化が起こったのか、
"おやつの時間" って、どんな気分?
"おしゃべりオウム"って?
"どろんこあそび" で どう盛り上がってる?
糸を紡いでるって どんな音?
などなど…
題名から、そして、各フレーズから、
どのような変化が起こって行くかを想像する時間を心掛けました。
考えこんでなかなか 言葉が出てこない子には
私がヒントを投げかけたり、例えばだれと?、どんな場所で?…など、質問しました。
逆に、次々と説明し、
へぇ〜と、面白い意見を言われる子も結構いました。
"バースデーケーキ" の中に、
何か物憂げなメロディーが出てくるのですが、
お誕生日に、なぜそのようなメロディーが来るのかな…と尋ねると、
前の誕生日からの一年を思い返して、
こんな事やあんな事があったなぁって、しみじみ思っているんじゃないかな。
と、返ってきた時には驚きました。
大人ならまだしも、まだ一桁の歳の子供でそのような事を考えられるんですね!
そして、それを言葉にして説明出来る事にも感心しました。
普段のレッスンでも、
ラベンダーや、ロッキー(山脈)と出ればいい、その画像を、
バグパイプと出ればその音と映像を、
見たり聞いたりしています。
経験の無いものを想像するのは 難しいですね。
人との関わりが心情の想像に繋がり、
様々な経験が目や心の奥に刻まれ、引き出しになる、
言葉もまた想像力、
演奏に欠かせないものは、ピアノに向かう以前にあるように感じます。
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