今年のコンクール
今日で11月も終わりですね。
10月11月と、教室はクリスマスコンサートに向けての準備を、自分のピアノレッスンやコンサートでの演奏、また、演奏会にも数回足を運び、毎週何かしらあるような2ヶ月間、芸術の秋を満喫しました。
その中で、
今年の5月の発表会で演奏した、ラフマニノフの楽興の時より、第3番、第4番で、コンクールの動画審査にエントリーしていました。
本当は、去年受けた夏のコンクールに再度挑戦しようとしていたのですが、
4月に腱鞘炎の気配が始まり、応募締め切りの時には、やっぱりラフマニノフをコンクールで弾くなんて、自分には想像できず、見送りました。
発表会で弾かせていただいた後には、
マスタークラスの八ヶ岳ピアノ合宿に向けて、ドビュッシーの前奏曲に一直線。
腱鞘炎が無事治ったことから、
楽興の時の第1番も弾いておきたいなと思い始め、
10月に弾く予定の門下のコンサートには、
1. 3. 4番の三曲を、弾けてもいないうちに締め切りギリギリにお伝えし、
あとはやるしかない!というところで練習を再スタートしました。
毎日毎日、もう、いったいこれを何回弾いてるんだろうと思いながら弾き続け、
手の大きさをはるかに超えた和音連発の3番や、超絶技巧と言われる4番を、
ここまで練習したのだから、この2曲でやっぱりコンクールを受けて一旦終わりにしようと思い始めました。
予選は動画審査のコンクールなら、
いきなりホールで弾いて、レベルがかけ離れて場違いっていうことは避けられるなぁと思い、スタジオで録画をし、エントリーしました。
私がエントリーしたカテゴリーは、
18歳以上の現役音大生や音大卒業生のカテゴリーで年齢の上限はありません。
そこしか当てはまるカテゴリーがなくて、
箸にも棒にも引っ掛からなければ仕方ないと思っていました。
先週、予定より1週間遅れで、なんと動画審査を通過したとの連絡をいただきました。
本選で何人弾くかもわからないし、
若者に混じって自分が弾くと思うと震えてきます。
ラフマニノフの曲で、しかも、そのカテゴリーで、動画審査を通過できたことが自分にとっては夢のようなことなので、
素晴らしいホールで弾けることを楽しみに、
あと1ヶ月、ラフマニノフが伝えたかった音楽に想いを馳せて取り組んでみようと思います。
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