弾く時の体に気付く
昨日は大人の方のレッスンがありました。
お仕事されながらも、コツコツ練習を続けてらして、
ピアノの他にも新しい事にチャレンジされ、
バイタリティーのある方だなぁといつもいい刺激をいただいています♪
昨日はツェルニー30番の曲を弾かれていて、
左手のアルペジオ(分散和音)を片手なら弾けるけれど、
両手になると出来ない・・・という状況がありました。
弾いてらっしゃる姿勢などを拝見して、
左手の重心を落としたままの状態を心掛けて頂くようにお伝えして
再度弾いていただくとバッチリ弾ききれて、
初めてちゃんと弾けました!
先生の一言でこんなに弾けるようになることにビックリします!
と驚かれました。
きっと、レッスンまでに何度も何度も練習をされていたのだと思います。
姿勢は自分で客観的に見えにくい部分ですので
特に気を付けて見るようにしています。
自然に座った姿勢が猫背の子もちらほらいらっしゃるので、
腰に手を当てて支えたりもします。
猫背で弾くのと腰を立てて弾くのでも
腕の高さは変わることを自分の目で見て
確認していただき、
それによって指先に掛かる重さの違いにも
気付いていただくようにしています。
なぜか上手くいかない時、
体の動きが影響している事に自分では気づきにくいものです。
かく言う私も、
先生にもう少しこうしたらと、身体の持って行き方をご指導いただいて
音が変わるのを実感する経験をしてまいりました。
何処を変えれば思うように弾けるようになるのかは
色々な角度からの検証が必要で、
その中の一つに姿勢も含まれる事を
生徒さん達に常々お伝えしています。
猫背になっていないかは一目瞭然なので
お家の練習の時に
背中を丸めて弾いてらっしゃるのが目に入った時には
ひと声かけてあげてくださいね♪
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