"プレ コンサート サロン"にて
パリの《オペラ ガルニエ》
2年前の今頃、娘と二人、目に映る全てに心奪われながらパリの街を歩いていました。
いつの日か再び訪れる日が来ますように。
今度の発表会で《パリの思い出》を弾かれる生徒さんに、パリってこんなところがあるよ!って、
2週間前だったか、写真を見ていただきました。
ウキウキしながら街を歩き、こんな階段を登ってパリの街を見下ろしてみたり…
そんな感じがこの曲にあるんじゃないかな?
と、お話ししながら(^^)
実際には、危ない目に遭わなおように、緊張感の中でのパリ散策でしたが、
それでもやはり、19世紀から残る街並みには
心奪われずには居られない数日間でした。
そんな事を振り返りつつ、
現実は、先行きの見えないヴェールに閉ざされ、
コロナが始まる前のようには戻らないかもしれない世界の中でどう生きていくのか考えずにはいられません。
けれど、そんな中でも、歩みを止めてはいられないという気持ちも常にあります。
昨日は、
『PTNA Grandmuse& Joy of Music
Valentine day Special Pre Concert Salon』
に参加させていただきました。
一人20分までのプログラムで演奏し、
ピアニスト田崎悦子先生からのご指導をいただける会でした。
ピアノとは全く別のお仕事をされている中、夜10時、11時から練習されている方々や、
明日大学受験の息子さんがいらっしゃるという方もいらしたり、
様々な背景の中でピアノを弾きに来られた訳で、
ピアノへの想いが伝わってきました。
そんな参加者へ田崎先生のコメント、アドバイスは、的確でその場で皆さんの演奏の魅力が増してゆく様には目を見張るものがありました。
昨日の会は2週間前に急遽参加することが決まり、
その前に先生にレッスンをしていただき、
まだまだやりきれていないうちに昨日が来てしまいました。
数日前に先生が仰った"音楽を伝え共有する"ことだけを胸に弾きました。
ようやくこの曲の入り口に立てたわね
とお言葉をいただき、胸一杯でした。
学生の時にも弾いた曲ですが、
その頃よりも、この曲の美しさ、哀しさに心震えながら楽譜を読んでいるところです。
先生がいつも仰る、《Joy of Music!》
指の小手先練習ではなく、"音楽をする"ことを
私も生徒さん達と共有していきたいと思います。
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