《ハノン》の練習内容
《ハノン》の続きです。
こちらの生徒さんが使ってらっしゃるのは、
こちらの楽譜。
5本の指のトレーニングの後に、
音階、和音、分散和音を練習中です。
お家で30分の練習時間が決まっていて、
その週の宿題の曲をやっても時間が余った時には
ハノンの先の方も弾いてらしたりするそうです♪
去年からだいぶ指が安定して来られています。
さて、子供用の《やさしいハノン》では、
ハノンの教本の1〜20番が載っていて、
20番までを繰り返し練習していただいています。
★片手、又は両手で、レガート、スタッカート、リズム練習
↓
★1周目が片手だった生徒さんは両手
↓
★左右ずらして弾く
例えば、
〈ドミファソラソファミ〉という音形を
左右ずらして弾くと
〈ドドミミファファソソララソソファファミミ〉となります。
これを、右が先、左が先の2つのパターンで練習します。
始めは結構難しいようで、なかなか最後まで間違えずに弾き切れませんが、
5〜10番辺りから、余り苦戦せずに出来る様になってらっしゃいます。
これは耳を使う練習になります。
↓
★楽譜は♯も♭もついていませんが、
#や♭が付く調に移調して弾きます。
これで、3〜4周ですね。
1周目では えっちらおっちらだった生徒さんも、
3.4周目の頃には、
1周目よりも正確なタッチ、テンポも上がっています。
ここまで来たら、
子供用は卒業して、本物の教本へと進んでいます。
始めは、次々と、新しい形に慣れるのに精一杯のようですが、
黙々と練習できるので、調子が上がると楽しいんじゃないかなと思います。
ただ指を動かすだけでなく、
必ずそれぞれの音形の流れを意識していただいています。
例えばこちら、5番ですが、
ドラソラファソミファ | レシラシソラファソ|ミ〜
は、
ドラソ ファ ミ | レシラ ソ ファ |ミ〜
が骨組みの音になりますので、
その流れに聞こえるように弾きます。
全部の音を均等な重さで弾くのはいけません。
大事な音の流れを意識しておくことで、
実際のメロディーもそのように意識して綺麗な流れを作ることに繋がります。
また、そういう風に楽譜を読み取る力も付けていきたいところです。
ということで、
ハノンは役立つ練習内容が沢山なので、
続けて練習していただきます♪
そして、また日を改めて、
ハノンの後ろの方に載っている、
音階なのどの練習について書きますね(^^)
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