バッハの曲、どうかな?
今、小、中、高生の生徒さんたちが、
バッハのインヴェンションやシンフォニアを練習中です。
私が子供の頃にバッハを弾いていた時、
大の苦手で、苦戦していました。
5年生の頃だったか、
毎日バッハの練習が苦痛で
あまりの出来なさに、
私、バッハが 嫌いです…
と、先生に打ち明けたところ、
まだ、ちゃんと弾けてもないのに、
好きとか嫌いとか言うものではありません!
と、お言葉が返ってきました。
その時は、言ってはいけないことを言ってしまった…!
と 思いはしましたが、
よし! だったらもっと頑張ろう!とはとても思えない状態でした。
泣く泣くやっている感じで…
けれども、だいぶ経ってから、
本当に、先生の仰る通りだなぁ、と
その時のことを振り返りました。
時を経て、
もう一度インベンションから勉強し直したいと思い、
ピアニスト中井正子さんの講座を受けました。
子供の頃に弾いていた時とは、楽譜の見え方が変わりました。
中井先生は、講座のアンケートに、
"バッハがようやくわかりました"と、何方かが書かれていたのを読まれて、
まだまだこれで分かった気になってはいけなくて、もっともっと これからも勉強し続けなくてはいけません。
私達は慢心する事なく、どこまでも作品に対して探究心を持ち続けなくてはなりません。
と仰いました。
その時に、あの時の先生のお言葉が蘇りました。
今、
生徒さんたちに過去の私のように、嫌い、苦手、と思いながら弾かれては勿体ない!
という思いでレッスンしています。
弾いてらっしゃる生徒さんたちは、
一歩一歩、じっくり学びを深めてらっしゃいます。
難しいけど、
弾けると綺麗な曲ってわかって 気に入ってる!
と、生徒さんが言われたことがあります。
その気持ちを持ち続けてもらえますように。
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