田崎悦子さん ピアノリサイタル

東京文化会館小ホールへ
田崎悦子さんのピアノリサイタルを聴きに行って参りました。

『三大作曲家の愛と葛藤』
ショパン、シューマン、リスト。
二回シリーズの前編は、5月の発表会前で
どうしても行けなかったので、
今日、この日を楽しみに楽しみにして来ました。

ショパンが19歳の時に作曲したイ短調 72-1
のノクターンに始まり、マズルカ4曲。
シューマンの、クララとの結婚が叶う前の作品、クライスレリアーナ。
まるで、ショパンやシューマンが今ここに生きて胸の内を暴露しながら弾いているかのような演奏でした。


リストにはリストの語ろうとしたものが
イタリア全7曲それぞれに。

ショパンやシューマンとはまた違った、
美しい愛を感じるペトラルカのソネット、

最後の「ダンテを読んで〜ソナタ風幻想曲」では、自分がその世界に連れ去られていきそうで 鳥肌が立ちました。

全精力を使われて演奏された後の
凛とした後ろ姿、なんて素敵なんだろう!!

今日のリサイタルを聴けたこと、
一生心に残ることと思います。

ピアノ人生を全うされて来られた圧倒的な存在感、
自然を愛し、八ヶ岳にご自宅を持たれ、
普段は鳥の声に目覚めるそうです。

初めて講座でお目にかかって以来、憧れのピアニストです。

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