一つの本番を終えて
急に気温が下がりましたね。
そろそろ運動会のようですが、お天気に恵まれます様に。
先日、3年ぶりの大学での門下生によるコンサートで演奏させていただきました。
5月の教室の発表会で弾いた2曲に、同じ「楽興の時」の中からもう1曲を加えて、3曲。
7月から練習を始めて、3.4番より更に難しいと先生が仰る1番、果たして3ヶ月で間に合うのかどうかわからないうちから、プログラムに登録していただき、あとはやるしかない精神で必死に練習しました。
日の浅い1曲を加えて3曲弾くという事が日に日に重くのしかかってきました。
本番2週間前にレッスンしていただいた時に、
演奏にその不安が現れていることを先生が感じ取られ、心理的な面を塗り替えるよう、お言葉をいただきました。
せめて自分が練習した分の自信は持っていいし、作曲家と聴く人の間に立って、この曲を伝えるという立場をもっと理解するべきだと。
芸術という深い世界に終わりはなく、
自分はほんの小さな点の様なものだという気持ちが常にあり、
ピアニストである先生の前で初めて3曲通して弾くことにも萎縮していました。
教室の発表会で生徒さん達が意気揚々と自分の持ち味を発揮して弾いてらっしゃる姿に
いつも感動するのは、そんな自分があるからだと思います。
練習を積み重ねて、舞台に上がる時には、
自分に対して、良くやってきたね、と思える事が力を出せる秘訣かもしれません。
ストイックな姿勢は自分を伸ばすためには良いことですが、それも度を過ぎると、どこまで行っても自分を肯定する事ができない自分が存在してしまいます。
何事もバランス感覚が生きていく上で大事ですが、そういったものは、親身に思って下さる人の言葉に耳を傾けつつ、自分の経験の中から見出していく他ない様に思います。
これを読んでらっしゃる皆さまはどう思われるでしょうか。
教室では、今、クリスマスコンサートに向けて練習されている生徒さん達、みんなまだまだ難しい楽譜に四苦八苦されていますが、
この1ヶ月、コツコツ練習を頑張れると、11月には先が見えてくると思います。
先が見えてこないうちは、なかなかしんどいですが、みんなが頑張れるように、私も心からの応援を込めてレッスン致します。
コンサートを見送られた生徒さん達は、
基礎固めをと、テキストを進めています。
こういう期間もまた大事ですね。
私も一つ終えて、また仕切り直し、精進いたします。
自分がレッスンや本番で得たものを生徒さん達にどんどんお伝えしていますよ!
それでは、また、あまり間を開けずに更新を心掛けますね♪
♫私のInstagramにリハーサルを少し載せました。どうぞご覧ください。
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